農業に関わること

家庭菜園

みなさんも家庭菜園に挑戦してみませんか?

食と健康への関心の高まりから、近年にわかに家庭菜園が流行しています。

季節ごとの野菜を育てる楽しさはちょっとしたコツでぐんと広がります。

タマネギの植えつけと作業のコツ

 


 タマネギは、10月下旬から11月が植えどきです。


 


 タマネギは、真冬に入るまでに十分地中に根を張らせ、春になったらすぐに勢いよく育つようにすることが大切です。そのためには、根の発育に有効なリン酸成分を欠かさず、特に火山灰土壌では多めに元肥として施すことが大切です。早めに完熟堆肥(たいひ)少量と化成肥料、過リン酸石灰または熔成リン肥(ヨウリン)を全面に耕し込んでおきます。粗い堆肥を根の下方に与えると通気が良過ぎて、乾き過ぎたりするなど、かえって生育を損ねてしまうので注意してください。普通に野菜が育つ畑なら、むしろ堆肥はあまり与えない方が無難でしょう。


 


 植え方には、50~60cm間隔に溝を作り列植えにする方法と、ベッドを作り15cm間隔ぐらいに密植する方法があります。


 


 列植えは溝作り、植えつけ、覆土と鎮圧作業が連続的に行われるので、作業能率が高いほか、収穫前に列間に後作(ラッカセイ、ショウガ、インゲンマメなど)を植えつけられるので、畑の利用効率も高まります。


 


 ベッド植えは、面積当たりの植えつけ株数が多いこと、フィルムマルチを効率良く利用でき、雑草が抑えられ、球の肥大が早められること、などの利点があります。


 


 植えつけ作業のコツは、畑が乾いていたら事前に溝の中、ベッド(マルチ前)にかん水する。苗取りは大きさをそろえ、根を十分につけて抜き取る。根はできるだけ下方に向けて深く入るよう植える(ベッド植えでは木製の穴開け器で植え穴を開けるのが能率的)。植えた後は株元を鎮圧(列植えは足で踏み固め、ベッド植えは指先で株元を締めつける)し、根に土をしっかりなじませておく、などです。


 


 いずれの方法も、植えつけの深さは図のように根の上に土が2~3cmの深さに掛かるぐらいがよく、緑葉の部分が隠れるほど掛かるのは深過ぎで、後の育ちが悪くなります。植えつけた後、畑が乾き過ぎるようなら、2~3回ほど株元にかん水すると活着が早まります。


 


 植えつけ後、欠株が生じたら早めに残り苗で補植し、株数の完全な確保を図るよう心掛けましょう。


 


板木技術士事務所●板木利隆

タマネギの植えつけと作業のコツ

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